

近未来SF短編集。
ファーストコンタクトや宇宙旅行、火星開発など、言葉にしてしまえば使い古されたテーマではあるが、「ひょっとすると自分が生きている間に実現するかも」と思わせるリアリティがある。
表題作での、「人類って自意識過剰なんじゃない?」と思わせる、ちょっと皮肉気味な最後の一文は気に入った。
ファーストコンタクトものと言えば、人類と異星種族の交流(あるいは対立)を描いたものが多い。
異星種族、という視点を通して人類を表現しているのだ。
こういうあっさりしたファーストコンタクトが、ひょっとすると現実なのかもしれない。
どの短編も、障害をクリアして目標達成した後、さらなる高みを目指すことを決心する。
あくなき人間の探究心に爽快感を感じた。