「青い月夜の特別なこと」続編。
翡翠教団は、禁忌を犯した疑いのあるマグザブらを調査するようサージェスに依頼する。一方、双一郎は何者かが自分たちを探っていることに気付く。
追う側のサージェスとグレイズ、追われる側の双一郎たち、両者とも頭が切れるのでなかなか緊迫感のある物語が展開する。
いかにも冷徹な女として描かれるグレイズだが、彼女の背景を知ってしまうと辛い。というか個人的に
子が母より先に死ぬ展開が非常に苦手なのできつかった。前作もそうだが。
ラスト、京子の選択は哀しく美しい。それが「虫」の影響下で成された行動なのだろうと思うと、ますます哀切極まる。