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写本師の穴蔵

本の感想などを書き溜めています。

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「魔法使いハウルと火の悪魔」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(西村醇子)




帽子屋のうら若き娘ソフィーは、荒れ地の魔女に呪われて老婆の姿になってしまう。あてもなく彷徨い、動く城に潜り込んだソフィーは、火の悪魔カルシファーと見習い魔法使いマイケル、そして魔法使いハウルと出会い……。






ジブリによって映画化されているが、かなり違う物語である。よく原作者はあれでOKしたなと思うほど違う。映画は映画で面白かったが、原作の上澄みだけ掬ったような印象。綺麗になって良いかもしれないが、私は小説のじっくり煮込まれた感が好きだ。
ただ、映画で一番気に入ったキャラであるカカシがめっちゃ怖がられてたのが寂しかった。

ソフィーは小説も映画も頑張る女の子って感じだ。実は特別な力があり、それが起死回生の一手を生み出すカタルシスは最高。
ハウルは小説版が断然良い。自分勝手に見えるが、師匠の葬儀になんとしても出ようとしたり、こっそりソフィーを護ろうとしてたり、ラスボスの正体に気付いているなど、情に厚く頭の回るヒーローである。
一番良いキャラしてるのがカルシファー。動きを想像するとかなりユーモラスで楽しくなる。正体も美しく、そしてラストシーンがたまらない。

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管理者:dusk

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