

冷酷な”王子様”ジスカルドにねちねち追いつめられるアリシアとカシュヴァーン。
ジスカルドが相当嫌な奴として書かれているので、終盤思いの丈をぶちまけるカシュヴァーンにカタルシスを感じた。
隠していた弱み――自分が嫌い、憎い父よりも不出来な領主ではないかという恐れ――をアリシアにさらけ出し、アリシアも「あなたが自分を嫌いな分まで私があなたを好きになる」と受けとめる名場面がいい。雨降って地固まるごとく、夫婦の絆がさらに深まった。
少女趣味なシイル、ある意味だめんずうぉーかーと呼んでよさそうなエルティーナも、なかなかいいキャラである。