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写本師の穴蔵

本の感想などを書き溜めています。

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「京都なぞとき四季報 町を歩いて不思議なバーへ」円居挽




謎を持つ人しかたどり着けない京大構内の不思議なバー、「三号館」。
京大生の遠近倫人は片想い相手の不思議好きな青河の影響を受け、バーを見つける。そこには謎めいた和装の女マスター、蒼馬がいて……。
京都の街界隈を題材にした連作ミステリー。




「クローバー・リーフをもう一杯」
四つ葉のヤサカタクシーに乗ってタイムスリップを経験したというサークル会長。皆冗談だと笑うが、実際に四つ葉タクシーに乗った新入生が行方不明となり……。
ミントの葉の有無で名前が変わるカクテルのお洒落さと、真相の俗っぽさの対比が印象的。


「ジュリエットには早すぎる」
鴨川をどりを見に行く四人。遠近の右斜め前に座っていたはずの青河が、終演後にはなぜか隣にいて……。
お膳立ての仕方が大学生っぽい。


「ブルー・ラグーンに溺れそう」
京都水族館で泣いてるように見えた女性と遭遇する遠近と青河。一緒に行動するうち、女性が誰かにぶつかられてしまう。ところがぶつかった人物が見当たらず……。
女性の設定に無理やり感というか、取って着けた感があるような気がする。


「ペイルライダーに魅入られて」
強引な先輩面浦と宵山を見物する遠近。別行動の青河が倒れてしまい……。
手段を選ばない面浦を返り討ちにする、蒼馬の手並みが鮮やか。


「名無しのガフにうってつけの夜」
ゼミで「三号館」の話をする遠近。正義感の強い学生が通報すると言いだし焦るが、蒼馬はどこ吹く風。そして「三号館」の入っていた建物が火事になり……。
蒼馬の別の顔が明かされる。一応現実の人間、という風にとれるけど、それだとやっぱり不自然だし面白みがなくなるので、あれは正体ではなく彼女の一面、ということで納得してる。



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