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写本師の穴蔵

本の感想などを書き溜めています。

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「DクラッカーズV 乱ーrondoー」あざの耕平




集結した千絵らは敵の本拠地を探す。一方、カプセルの出回る量が急激に増加し、ユーザー達の暴走が目立ち始めた。

なお、読んだのは富士見ミステリー文庫版のため、ファンタジア文庫版とは収録箇所が異なっている。






ついに集結した味方メンバーと敵方ボス組の決戦が始まる。とはいえいきなりぶつかるわけでもなく、頭脳担当の千絵をメインに敵本拠地を探すことに。
一方、行動担当の梓は、思い出した過去の罪を景に謝罪する。自らの行いと真正面から向き合った梓はそれを受けとめられるほど強くなったのだ。景はそんな彼女の謝罪を茶化し、ふたりに漂う雰囲気を軽くする。梓の罪悪感を消すために慣れない嘘をつく景は男前だ。

そんな中、缶詰状態に飽きた久美子が暴走、なんと単身ベルゼブブ・パターン(身体はバール)に接触。おそらくメインキャラクター中でも概念的な話が苦手な久美子を相手取り、そもそもの発端であるカプセルと悪魔の始まりが語られる。
そもそもは女王と呼ばれる<<夢魔>>をベルゼブブ達が召喚したのが始まりである。女王の力は、対象者の認識に働きかけ、見ている世界を変革するというもの。それが景に取り憑いたことで強化され、現実世界を侵食できるようになった。その後女王は暴走し、飛び散った力に影響された者が悪魔を召喚し始める。その状況をコントロールするため、女王の力をカプセルという形で物質化したというわけだ。カプセルを飲むと悪魔を召喚し、その存在を第三者にも認識させられるようになる。かくてカプセル=悪魔は葛根市に蔓延し、個人の意識で現実を侵食出来る地域ができあがったのである。
では、<<夢魔>>とはなんなのか――というのは語られない。バール達の目的『建国』についても明かされないまま、久美子の機転により景達に会話が漏れ、決戦が始まる。

甲斐はベリアルと対決、新たに得た白鮫――ツーパターンで勝利するも、身柄を逃してしまう。

景は騎士と対峙する。景の操る悪魔、つまり影は騎士の影である。
影は本体に勝てないのか。絶体絶命の状況をひっくり返したのは、他でもない梓だった。梓は女王の雛形。そして騎士は女王に絶対服従の存在。なんとも鮮やかな逆転劇である。

かくして景たちは勝利し、敵は敗走した。これでめでたしめでたし……とはいかないらしい。生き残ったバールと実体化した女王がさらなる暗躍を始める。『建国』について説明がなかったのはこのためだったのか。果たしてバールたちは何をしでかすのだろう、というところで次巻に続く。







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