

ひきこもりがちで気弱な探偵、音野順シリーズ二作目。
「密室から黒猫を取り出す方法」
完全犯罪を目論み、密室を作りだしたが、部屋の中に黒猫がはいってしまい…。
猫一匹にふりまわされる犯人が滑稽。
「人喰いテレビ」
ペンションで起こった殺人事件。目撃者によると、被害者はテレビに喰われてしまったという。
UFO研という、かなりアクの強い団体が登場。
ラストシーンに笑い転げた。
「音楽は凶器じゃない」
六年前に高校の音楽室で起こった強盗事件を探る。
このトリックってそこまで上手くいくのかな?証拠がいろいろと残りそうに感じるし、警察が徹底的に洗えば露見しそうな気がする。
「停電から夜明けまで」
ある兄弟が、遺産相続のために血のつながらない父を殺害しようとする。
"見えているからこそ、見えるはずのものが見えない"というトリックが鮮やかで好み。
「クローズド・キャンドル」
おびただしい蝋燭がある部屋で自殺した男。名探偵を名乗る琴宮が、殺人事件であると主張する。
音野と正反対の性格である琴宮が面白い。また再登場しそう。